BERETTA 692 レポート

昨年、販売が開始された682GEの後継機BERETTA692ですが中々国内で見ることが出来ません。
今回のこの692ですが国内では左用のスポーティングは入手困難との事で依頼され輸入いたしました。
当初は11月には届く予定でしたがイタリア国内の輸出許可の方針が変わったとかで通常2ヶ月かからないところ実に4ヶ月かかりました。
今現在は今まで通りに戻ったようで、スムーズに輸入が可能になっているようです。
私も692の現物を見たことがありませんでしたので非常に楽しみにしていました。

682系との大きな違いは、まず先台にコイルスプリングが入りコンディションを常に新品状態に保てるようになっています。この機構はSKBに標準装備されていて、その後シナジーに採用され、更に改良が加わり692に実装されました。
ますますメンテナンスフリーになっています。

また、縦のガタが出た時に交換する部品のデザインがSV10と同じになりました。ここ自体はおそらくデザイン上のマイナーチェンジで効果自体は今までと変わらないと思います。

また機関部はDT11同様、厚みが増しているようです。
全体のイメージは重厚感があり、またシンプルなデザインは非常に魅力的です。

この銃は本当にカッコ良いです!

DT10とDT11を並べると確かにDT10は型落ち感があるのですが、スペック的にも、どうしてもこれに買い換えたい!という気持ちまでは行かないと言うのが私の正直な感想です。
しかし、この692は見た目から682GEとは全く別物で一目見て欲しい!と思える出来です。

国内での売れ行きは価格次第となるでしょうがベストセラーの予感がします。

国内販売モデルは分かりませんがDT11と同じケースに入っていました。
チョークセット(5本)、オイル、替えの引き金、ストックボルトが標準装備。
パットは厚みが違うものが2種入っていました。
 DT11同様、ASEやS682のようにサイドが出っ張り、厚みが増し重厚感があります。
DT11同様サイドラインはポリッシュ仕上げになっております。 
 トップレバーは2ピースでパンダになっています。
セレクターはスポーティングなので付いているのでしょう。トラップ、スキート専用銃は682同様無しだと思います。
 先台金具もツートンカラーです。
 これが問題の新システムです。
バラしていないので正確な機能は把握しておりません。
ここのデザインがSV10と同じになりました。 
 チョークはHPオプティマチョークが採用されています。