岩手県岩泉猿沢猟区狩猟報告  平成17年11月19日〜21日
今年も岩泉に狩猟に行ってまいりました。今年は例年に無く暖かかったので岩泉までの移動は楽かと思っておりましたが初めて早坂峠で積雪とアイスバーンに見舞われひやひやでした。このため到着予定時刻を40分以上オーバーし日の出30分前の到着となりました。
毎年お世話になる小清水(こしず)旅館さんに到着して荷物を降ろさせてもらい各自準備をして狩猟場へ移動です。
今年も前年と同じメンバーで岩泉に乗り込んだ我々は昨年の経験を生かし今年も事故無く安全に楽しい狩猟を皆で祈り猟区で一番のポイントに移動しました。通常、狩猟解禁は11月15日からですが猟区は土、日、際しか入猟を許可して下りません。ですから19日(土)が岩泉猿沢猟区の事実上の解禁日なのです。昨年は移動が遅れたためにこのポイントに先に猟師が入ってしまいカモを取りそこねてしまいましたが今回は一番乗りです。
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字天間14  
旅館「小清水(こしず)」
1泊 7,500円  TEL0194-22-2247


猿沢猟区で狩猟を考えているならここがベスト!
ホテルも2件ありますが料理や旅館の気遣いなど
満点です。難点はトイレが水洗でないことです。
1DAY岩泉町(19Nov2005)

am6:15
猟区の腕章と入猟許可証を受け取り小清水旅館を出発して猟区に向かいます。

am6:25
昨年同様一番よいポイントに到着
銃をケースから出し銃カバーをかけて待機します。岩手県の狩猟地図には6:25には日の出となっておりますが6:30まで待ちます。まだ辺りにはハンターの姿は見えないのでこのポイントは我々の貸切となりました。
田んぼに入り銃カバーを外して弾を込めた後に犬を降ろします。犬はすべての準備が出来た後に降ろすのが基本です。降ろしたとたんに車のそばからキジや山鳥がフラッシュすることもあり準備が出来ていないと撃つことも出来ないからです。ちなみに私も3回くらい経験していることで「あぁ〜〜〜〜......」と叫ぶことしか出来ません。
いよいよ狩猟開始です!U氏とM氏先行でため池のあるポイントに向かいました。ここはキジと山鳥の混生ポイントでしかもため池があるために朝一はカモが入っています。
しばらくすると池が見えてきました。U氏もM氏も慎重に近づきます。その瞬間いっせいにコガモが飛び立ちました。おそらく25羽くらいと思われますが皆一瞬あっけに取られて見とれてしまいました。するとボスがお前ら何やってんだ?早く撃て!と声を上げました。しかしコガモはあまりにも小さく見え「いったいこれはなんだろう?」と考えているとまたボスが「タカブだぞ!」と叫んで発射しました。ああ!コガモか!そこでようやくコガモであることを理解し私は2人にコガモだよと叫び皆で発射!しかし取れたのは1つだけでした。
よくたくさんの獲物が飛び立つと、どれを撃っていいか分からなくなるということを聞きますがあれは本当でした。私も一瞬迷いが生じ2発撃つも外れました。全員が発射して空になった後にカルガモ2羽と青首1羽が飛び立って行き「なんてこった!」と皆落胆を隠せない様子

am6:40
カモがいた池の裏の昨年山鳥が出たポイントに到着しボスとU氏が斜面を登ります。私とM氏は崖の下の撃ち良いポイントに移動したとき犬の動きが変わりました!「いるぞ〜〜〜!」とボスが叫びその直後私の前方15mくらいをの斜面をオスキジが這って行きます。おおお!(`□´/)/ オスキジキターってことで狙いを定め居鳥に発射!斜面を転がり落ちていきます。仕留めた!と思ったときに銃声1発!その後メスキジが1羽飛んで行きキジを回収にいくとあれれ?仕留めたはずのキジが居ません。半矢もしくは弾がそばにいってショックで気絶?のようで影も形もありませんでした。結局ここではオスキジ2羽メスキジ1羽を確認するに終わりました。
am7:00
太陽も昇り始め道路の向こう側にポイントを移す事にしました。
ここで本日初めのヤマ場を迎えます。コガモの大群をしくじりオスキジ2羽を捕りそこね気が弛んでいたとしか言いようがありません。この日一番の大きな作戦ミスを犯してしました。
カモが出たポイントから道路を挟んだちょうど正面に休耕田がありそこを攻めるのは朝移動中に決まっていました。本来ならば2人が迂回して休耕田の4隅を押さえてから犬を入れるのですが皆だらだら歩いてしまい銃カバーを掛け道路を渡っている最中に犬が強烈なポイント!2頭はバラバラな方向を向いて固まってしまいました。
まだこの段階でも迂回して囲むのには間に合ったのですがボスの「抑えたぞ!」の声にM氏が走り出し犬のそばで立ち止まり銃を構えた瞬間に7羽のオスキジがいっせいに飛び立ちました。M氏も2発撃ちましたが羽が散っただけで飛んで行き残りの3人は銃を構える暇も無くチャンスを逃しました。しかし10mほど移動したところでまたもや犬がポイントしてM氏は弾を込め準備OK!3人も近くに移動して銃を構えました。すると2羽のオスキジがM氏の足元からフラッシュ!M氏が2発撃つもまたもや羽が散って飛んでいきました。そのうちの1羽が30mくらい先に降り立ったのを確認し迂回して逆方向から犬を入れました。「せめてこの1羽だけでも仕留めよう!」と私も気合が入りました。一番いいところにM氏を配置しU氏とボスが逆方向から犬を入れます。私は取りこぼしたときの後方支援で少しはなれたところに立っていました。
クイーン号が地鼻を使いキジを追い詰めます。ジュディー号はクイーン号の右手に回り込み高鼻を使いボサの切れ目に一気に走って行き2頭同時にポイントします。「良し!」の掛け声とともにオスキジがフラッシュ!M氏が1発撃つも尾羽が消し飛び外れたもよう。私の目の前に来たのでレミントンの6号弾を発射!被り気味に飛んできたこともあり見事捕獲しました。
しかしながらオスだけの9羽の郡鳥など初めての体験!すべてオスキジだっただけに悔しさ倍増でした。
とりあえず1羽確保!この後河川敷を攻めますが午前中は出会いがありませんでした。
     初めに@の地点で7羽がフラッシュ!M氏が2発射
     さらにAの地点で2羽がフラッシュ!このうちの1羽がすぐ近くに下りた。

1DAY岩泉町(19Nov2005)の後半につづく