熊本親善射撃大会
10月15日から熊本県クレー射撃場で国際親善大会が開催されました。
強化合宿の一環で私もトラップで参加しました。多数の国から参加があり、まさに国際親善となりました。
 
競技はトラップ、スキートの2種目で男子125個撃ち+F25(ファイナル)女子75撃ち+F25で行われ、初日は男子50個、女子75個+F25、2日目は男子75個+F25となりました。
海外では射手の低年齢化が進んでいて14歳の男の子も参加していました。

今回ダブルトラップ種目は行われませんでしたがマレーシアや韓国からはトラップ、スキートに別れ参加していた選手もいて大会終了後のレセプションでは夜中まで現行のダブルトラップの射撃理論について話し合いました。

フィリピン(アジアクレー)出発までに有意義な情報をGETできました。当然、フィリピン出発まで時間が限られていましたので最低限確認できることを行い後は5人以上で撃てる(国内では無理)環境のフィリピンで色々検証するスケジュールが組めました。

今回私はトラップに参加しましたが銃の仕様はダブルトラップ用に改良した銃を使いました。
これは12月に行われる最終オリンピック予選であるアジア大陸選手権(クウェート)に照準を合わせているためトラップを撃つたびに銃を変えたり仕様を変えると照星に対して狙点が変わってしまうと良くないと考えたからです。
私の大会成績は8割を超える(正確に覚えていない)くらいでそこそこの成績だったような気がします。

ダブルトラップの練習はごく限られた期間しか練習が出来ませんので通常は常にトラップで訓練しています。より早く狙点が無意識可の意識に入ってくるようにするにはトラップを撃つのが一番早いと考えたからです。

一応慣れに関して言えばおおよそ使いこなせるようになってきましたが公式セットの低いクレーに関してハイリブ度合いが高すぎるために撃ちにくいという欠点が障害となっています。2回公式戦に出て89点を共に撃っていて1回満点が出ているので、ここで仕様を変えるのは得策ではないと考えています。

親善大会は日本人大健闘となり幕を閉じました。
まずは女子のトラップ決勝が行われました。
日本人が3人(石橋さん、井上さん、鈴さん)全員決勝に進出しました。
カタールの選手が2名、タイの選手が1名進出しました。
ファイナル観戦のトラップチーム
みんなで女子トラップチームの応援をしました。
鈴選手が見事にクレーを撃破した瞬間です。
続いてスキート女子のファイナルが行われました。伊波さんと市川さんが決勝に進出しました。2位で決勝に進出した韓国の女性は「暴発か!」と突っ込みたくなるくらいの早撃ちで皆を圧倒していました。まだまだ射撃が雑ですが年齢も22歳と若く今後は韓国の女子スキートをひいては世界の女子スキートをリードしていくような予感を感じさせました。
伊波選手、8番マークを見事撃破し優勝を決めました。
トラップ男子は大山さん、須々木さん、多田さんが決勝に進出しました。
男子の決勝の模様をカメラ放置で撮影したため決勝の様子の画像は残念ながらありません。
トラップの優勝はキムさんでした。
彼はバルセロナオリンピックに出場したベテラン選手でバルセロナの後、どうしてもミロクの銃(5000T)が欲しいと希望し当店に来店したことがあります。
久しぶりに会いお互い元気で何よりでした。
スキート男子は折原さんと鈴木さんが決勝に進出しました。
鈴木さんの8番プール撃破の瞬間です。
スキート優勝の韓国の選手です。
一番左に写っている彼と私は友人で彼が言うには大ベテラン選手だそうです。
射撃がうまいと思わせる場面が多々あり熊本WC のときに度肝を抜いたキム・ヨンスンの師匠格に当たるそうです。
そういえば射法が同系列でした。無駄の無い洗練された射撃でした。
スキート女子表彰式
トラップ女子表彰式
トラップ男子表彰式
スキート男子表彰式
スキート男子だけなぜかノリノリでした。w
真ん中に移っている人気は小さいカタールの男の子はなんと14歳だそうです。
ロンドンオリンピックでメダルを獲得すべく射撃の英才教育中だそうです。
大会入賞者の皆さんです。